おはようございます!ミヤビです(^^)
今日は就職氷河期世代のボクが、『40代で転職活動や副業探しをして感じた現実』について書いていきます。
現在は人手不足で売り手市場、と言われていますが、20~30代の若い人はともかく、学歴やスキルのない40代にはなかなか難しい現実はあるな、と感じました。
感想を書きつつ、今これからどうするか?という視点で書いてみます。
40代 ミドルエイジクライシス(中年の危機)
皆さんはミドルエイジクライシス、中年の危機という言葉を聞いたことありますか?
ミドルエイジクライシスは「中年の危機」とも呼ばれる、40~50代くらいの大人が感じる「生き方の迷い」です。
- 「このままでいいのか?」現象
今までの人生を振り返って「仕事や家庭で本当にこれで良かった?」と不安になる。
例:定年後の自分を想像して焦ったり、若手に仕事で追い抜かれる不安。- 体の変化との戦い
体力が落ちたり、更年期(体の調子が変わる時期)が始まって「もう若くない」と実感する。
例:寝ても疲れが取れない、昔のように趣味を楽しめない- 「第二の思春期」
中学生が「自分は何者?」と悩むように、中年でも「これからどう生きるか」で迷う。
例:急に若作りしたり、新しいことに挑戦したくなる。どう乗り越える?
「今まで頑張ってきた自分を認めること」が大事。
趣味を見つけたり、小さな目標を作ると気持ちが軽くなります。Perplexity の Eliot より
今日の主題ではないですが、転職や副業を考える要因の一つに、ミドルエイジクライシスも関係がある気がしたので、少し触れてみました。
40代になって、ふと将来が不安になる瞬間って、あります。
会社の中での居場所が揺らいだり、周囲の同期が昇進していたり、健康や親の介護のことがちらついてきたり。
そんな中で「今の仕事を続けていて大丈夫だろうか?」「副業で何かできないか?」と考え始めたり。
最近、少し注目されている就職氷河期世代とはなんでしょうか?
就職氷河期世代とは、1990年代から2000年代前半の就職難の時期(1993~2005年頃)に新卒で就職活動した世代を指します。主な特徴は以下の通りです。
定義と年齢
- 生まれ年:1970年~1984年生まれ(資料により範囲に差あり)
- 2025年現在の年齢:41~55歳
- 別称:「ロスジェネ世代」(失われた世代の意)
社会背景
バブル崩壊後の景気低迷で企業が新卒採用を大幅削減。
特に1993~2005年に卒業した層が深刻な就職難に直面し、非正規雇用やフリーターを余儀なくされるケースが多発しました。特徴
- 転職経験の多さ
正社員になれず非正規労働を経験した人が多く、適応力が高い。- 仕事へのストイックさ
厳しい環境で生き残ったため、忍耐力が強く前向きに業務に取り組む傾向。- 資格取得への意欲
雇用不安からスキル向上を重視し、資格取得に熱心。- 経済的影響
生涯賃金低下や消費力減退が社会問題化。政府の支援策
厚生労働省が「就職氷河期世代支援プログラム」を展開。
正規雇用転換や職業訓練を通じた再就職支援を実施しています。
現在、この世代は企業から「即戦力」として注目され、採用が進むケースも増加中です。Perplexity の Eliot より
ボクは、1982年生まれ、現在42歳の会社員です。
就職氷河期世代に該当しますね。
ボクはお寺生まれで、大学に進学もしなかったので、新卒での就職という経験はありませんでした。
お寺の道に進まない、となったので、その後に仕事探しをするのにとても苦労した記憶があります。
今にして思うと、ボクだけじゃなくて、同年代はバブル崩壊後の厳しい時代に社会に出て、正社員という肩書を得るまでに時間がかかった世代といえます。
社会に出る最初の一歩にとても苦労した世代で、それを引きずって今に至っている人も多いんじゃないでしょうか。
ボクは現在は良い会社で、良い仲間と仕事に恵まれて本当に感謝しています。

氷河期世代という「見えないハンデ」
就職氷河期世代――特にここ最近、メディアで何度も取り上げられている言葉ですが、その中にいる本人たちの声は、意外と届いていない気がしています。
ボクたちの多くは、20代の貴重な時期をアルバイトや派遣、契約社員として過ごしてきました。
ボクも就職にはつまずいたので、アルバイトや派遣の仕事を複数してきました。
もちろん、その中でスキルを磨いた人もいるし、運良く正社員の道に進めた人もいるでしょう。
けれど、キャリアのスタートで“踏み台”を一つ失った世代でもある。
新卒一括採用の文化が強い日本では、職歴に“穴”があると「能力ではなく、何か問題があるのでは?」と見なされやすいです。
「この空白の期間は何をしていますか?」
面接官は聞いてくる質問ですし、応募者は聞かれたくない質問ですね。
40代未経験がエンジニアの転職活動をしてみた件
ボクは2023年11月に、オンラインスクールでプログラミングを学びました。
転職をゴールにはしていませんでしたが、自分の市場価値を知る、という意味で卒業後に4ヶ月くらい転職活動をしてみた経験があります。
この時に、転職サイトやエージェントに複数登録してみて、転職活動をしていました。
未経験、異業種からIT業界、エンジニアへの転職ということで、
かなりハードルが高かったのは前提としてあります。
まず書類選考に通りません。
30社に1社くらいでしたかね。
書類選考に通っても、エンジニア志望なのに営業職を提案されたり、「未経験不可」であったり、なかなか厳しい転職活動でした。
最終的に2社内定、1社業務委託の提案はありましたが、現状よりも大幅に待遇は悪くなるし、自分の市場価値を思い知らされたので、転職活動は終了しました。
自分より若く、経験のある人材が溢れている中で、42歳の僕が企業にとって魅力的に映るかと言えば、正直難しい。
若者と違って、未来へのポテンシャルという意味では採用されないのが現実ですね。
また、「スキルがない」「実績が薄い」「お前に何ができるの?」みたいな自己否定の声も聞こえてきます。
まぁ、お祈りメールが続くっていうだけで、それなりにメンタルにくるものです。
これは異業種、未経験からの転職ということで、相当ハードな転職活動だったと思います。
同じ業界や職種で転職活動をすればまた違う結果があるのかもしれませんが、今の環境の良さを知れたり、自分の市場価値がよくわかったので、転職活動自体はやってよかったな、と思っています。
副業という希望…のはずが
「じゃあ、副業すればいいじゃないか」と思う人もいるんじゃないでしょうか。
ボクは2025年に入ってから、クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームに登録し、副業探しをしてみました。
副業も幅広いですが、一旦はクライアントワークを探していました。
ですが、ここにも大きな壁が立ちはだかります。
ライバルが多く、案件探しは本当に厳しいです。
実績ゼロの42歳よりも、実績豊富な20代や30代のフリーランスが有利なのは当然のこと。
価格競争も激しく、「労力の割に稼げない」という現実にぶつかります。
面接に進めることも少ないですし、お祈りメールすら来ない企業も多いです。
なんだかんだ2ヶ月くらい、有料のサービスに登録してクライアントワークを探していましたが、結局これといった案件を獲得はできずに、一旦は方向性を考え直しています。
ブログを書いているのは、他者貢献、発信活動の一つですが、副業の側面もあります。
「スキルがない」は本当か?
よく「今どき、スキルがなきゃ生き残れない」と言われますね。
どんな業界でも通用するポータルスキルが重要、とも言われますね。
プログラミング、Webデザイン、動画編集、英語…。
ですが、これらのスキルをゼロから40代で学ぶのは容易ではありません。
時間も気力も、20代の頃とは違います。
40代でよくプログラミング勉強したなぁ、ボク(笑)。
個人的には、何かを始めるのに遅すぎるなんてことはないので、
やりたいと思ったらとりあえずやったれ!派です。
ただ、闇雲に無策にやるのは違うかな、と思います。
「じゃあ自分には何もないのかな?」と問い直してみると、実はそうでもなかったりします。
社会に出て、20年近く働き続けてきたという事実は、一つの実績です。
業務の中で身につけた調整力、資料作成力、コミュニケーションスキル、部下育成の経験。
資格や肩書には現れにくい“隠れたスキル”がきっと誰にでもあって、そこを言語化して深堀りすることが鍵になると思います。

諦めないことも諦めることも一つの「戦略」
正直、転職活動も副業探しも心が折れて、ボクは敗北者です。
「やっぱりもう遅いんじゃないか」「今さら何をしても無駄なんじゃないか」と、絶望感でいっぱいでした。
でも、諦めた瞬間、本当にすべてが終わってしまいます。
どんなに遅くても、始めた瞬間が「最も若い時」です。
ボクは人と比べがちな自分を自覚しています。
だからこそ、人と比較しても意味はない、と考えています。
自分自身のペースで、一歩ずつでも進んでいくしかないです。
比べるなら過去の自分と比べて、少しでも成長する今日であろうと思います。
それが40代の「現実的な挑戦」だと、今は考えています。
今、できることから始める
ボクが最近やっていることは、小さな習慣でしかないです。
- 毎日運動をする
- 毎日ブログ記事の更新
- 自己投資になるインプットをする
習慣に関しては、少し前に記事にアップしていました。
こういった習慣は、すぐに収入になるわけではないですし、成功が保証された努力ではありません。
努力は、報われるとは限らないです。
しかし、何もしなければ絶対にゼロ、いやマイナスです。
小さなことをコツコツと積み上げることで、未来の自分につなぐ何かが必ず醸成されていると信じて、疎かにせずに継続していきたいと思います。
まとめ
今日は、就職氷河期世代ど真ん中のボクが、転職活動と副業探しを通じて感じた現実と葛藤について書いてきました。
- 就職氷河期世代は、キャリアのスタートでつまずいた“見えにくいハンデ”を抱えている
- 40代になってからの転職・副業は、理想と現実のギャップに苦しむことも多い
- 「スキルがない」と思い込んでいたが、社会人経験そのものが“価値”になることもある
- 諦めたくなる瞬間もあるが、「何のために働くのか」を見つめ直すきっかけにもなった
- 行動し続けることで、小さくても“希望の種”は見つかる
- 完璧じゃなくていい。不器用でも、遠回りでも、自分の人生を生きていけばいい
僕たちは、時代に振り回された世代かもしれないです。
しかし、ボクは何かのせいにして言い訳にはしたくないです。
40代という年齢は何かと板挟みで、若くもなく高齢でもない、絶妙な年代ですね。
とはいえ、40代はまだ「やり直せる」年代でもあります。
むしろ、これまでの経験を踏まえて「自分にとって本当に大切なもの」を選び取ることができるタイミングでもあります。
就職という観点では、就職氷河期世代に対してのフォローが今後ある可能性もあります。
もし、この記事を読んでいるあなたがボクと同じような年代で、同じような境遇にいるなら、まずは、お疲れ様!ここまでよく頑張っていますね!と言いたいです。
どうか自分を責めすぎず、「今、これからどうするか?」の視点で、前向きに行動していきましょう。
副業でも、転職でも、趣味でも、何でもいいので、他人ではなく自分の人生を生きていく。
ボクもやりたいことがたくさんあるので、人生まだまだ道半ばです。
ブログの発信は続けつつ、やりたいことにチャレンジしていきます。
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。
より良い人生にしていきましょう\(^o^)/
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