《懐かしさと戸惑い》2年6ヶ月ぶりの再会【すべては必然】

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おはようございます!ミヤビです(^^)

今日は「再会」をテーマに書いていきます。
人生って、思いがけない「再会」に満ちていると思いませんか?

友人、恋人、趣味、音楽、本。
一度は距離を置いたはずなのに、ふとした拍子にまた目の前に現れて、懐かしさと戸惑いが同居する。
今回は、そんな「再会」の中でも、ちょっと意外で、ちょっとあたたかく、そしてボクにとって意味のある出来事をひとつ、言葉にしてみたいと思います。

再会はある日、突然にやってくる

それは、2025年5月のある土曜日のこと。

母と一緒に、開催中の万博に出かけていました。
天気予報では雨のはずだったのに、不思議と雨は降らず、少しひんやりした風が心地よく吹いていたのを覚えています。

母は足が少し悪いので、ゆっくり手を引きながら会場を回っていきました。
歩数にするとおよそ10,000歩。体力には自信のあるボクでもなかなかの運動量でした。

何気ない日常の延長にある「再会」。
でも、その“日常”にこそ、ドラマは潜んでいるのかもしれません。

何気ない日常の中にこそドラマは潜んでいる。

あの時、ボクは決断した──人生を変えた「別れ」

話は少し遡ります。

2022年の秋。
転勤、そして病気による休職を経験したボクは、心身ともに限界寸前でした。

すべてを見直したかった。
環境、人間関係、習慣……そして「お酒」。

当時のボクは、お酒に依存していたと思います。
悲しみや孤独、不安をごまかすように、ただ飲む。それが「日常」になっていた。

だからこそ、ボクは決めました。
「しばらく、お酒をやめよう」と。

医者にも「控えてくださいね」と言われていたのもありますが、以前からお酒と距離を置きたいと考えていたボクにとってはいい機会だったのかもしれません。

お酒をやめて得たもの──「孤独と自由」

お酒のない生活は、最初は正直言って「味気なかった」です。

何かが足りない。
心にぽっかり穴が開いたような感覚。

でも1ヶ月、3ヶ月、半年と経つにつれて、変化はゆっくりと、でも確実に訪れました。

  • 睡眠の質が上がった
  • 朝の目覚めがスッキリした
  • 感情が安定した
  • 自分の時間が増えた

気づけば「お酒を飲まない」ことが当たり前になっていて、いつの間にかボクは、お酒という存在を忘れかけていたのです。

そして、2年と6ヶ月が過ぎていました。

母とのディナーで訪れた“とある再会”

万博をゆっくり回った後、予約していたレストランへ。

5月は母の誕生日、そして母の日でもあります。
プレゼントらしいことはできなかったけど、せめて少し贅沢な食事でも、とイタリアンレストランを予約していました。

母は大酒飲みではないけれど、美味しいお酒を少し楽しむのが好きな人。
そこで、特別なシャンパンを用意して、レストランに持ち込みの相談をしていました。

コース料理が始まり、グラスが運ばれてきました。
ボクの目の前にも、冷えたシャンパングラスがありました。

それは「お酒」との再会だった

そう、この日の“再会”とは――
2年と6ヶ月ぶりのお酒との再会だったのです。

グラスを手に取るまで、ほんの少し躊躇、ためらいはありました。

  • また依存してしまうんじゃないか?
  • せっかく築いてきた習慣が崩れてしまうんじゃないか?

こういう気持ちがなかったわけではありません。
ただ、今の自分はお酒とも真摯に向き合えるかな、とも確信めいた予感がありました。

酔いたいわけでも、現実逃避でもなく、
ただ、「味わいたいな」と思えたのです。

母の誕生日、母の日をお祝いしたいな、という気持ちもあったし、ずいぶんと頑張ってきた自分に、ほんの少しご褒美の一杯「神の雫」を与えたいな、という気持ちもありました。

一口含んだ瞬間、思わず笑ってしまいました。
「あぁ、やっぱり美味しいな」って。

2年と6ヶ月ぶりに飲んだシャンパーニュの味わいは、極上の一滴であり、まさに神の雫でした。

2年と6ヶ月ぶりに飲んだシャンパーニュの味わいは、極上の一滴であり、まさに神の雫。

付き合い方を選べるようになった今の自分

以前のボクは「お酒=悪いもの」と極端に切り離していたと思います。
お酒の仕事をしているにも関わらず、こういう感覚があるのは複雑な気持ちでした。

理由の一つは、アル中である親父や伯父さんの姿を見てきたことも原因です。
自分自身もお酒に依存していたので、言いようのない嫌悪感にいつも苛まれていました。

でも今は違います。
飲まないことで得た時間、得た安定、得た健康はすごく大きい。
それを知っているからこそ、「付き合い方」を選べるようになったと思います。

お酒は、もう“逃げ場所”ではないです。
たまにそっと味わう、「再会できる友人」みたいなものかもしれません。

こうして、ボクは2年6ヶ月ぶりに、懐かしい友のような元恋人のようなお酒と再会しました。

余談:シャンパーニュの紹介

余談ですが、ボクが再会に選んだシャンパーニュはこちらです。

また機会があればワインコラムでも書きます。

久しぶりに飲んだシャンパーニュは本当に美味しかったですね。

透き通るクリアなディスクの先に広がる重厚感。
香りだけで幸せを感じさせてくれるポテンシャル。
今でも目の前にあるかのように記憶を呼び起こしてくれるように、DNAに刻まれた感じがあります。

最高でしたよ(^^)

まとめ

今日は「再会」をテーマに、2年と6ヶ月ぶりにお酒を飲んだ話を書いてきました。

  • 思いがけない「再会」は、日常の中にふと訪れる。
  • 2022年秋、転勤や体調不良をきっかけに「お酒」との決別を決意。
  • 2年半の禁酒生活で、心と身体にポジティブな変化を実感。
  • 再びお酒と出会ったのは、母との記念ディナーという特別なシーン。
  • 「酔うため」ではなく「味わうため」に飲んだ一杯は、まさに“神の雫”。
  • 過去の自分とは違い、今はお酒との健全な距離感を保てるように。
  • お酒はもう「逃げ場」ではなく、「たまに再会できる友人」のような存在。
  • 人生の節目での「再会」は、自分の成長や変化を実感できる貴重な瞬間。

こんな感じですかね。

お酒をやめたことも、お酒と再会したことも。
どちらもボクの人生に必要なプロセスでした。

たかが酒、の話ですが、惰性でダラダラ飲んでいたあの頃とは確実に向き合い方が変わりました。
これは人間関係にもそのまま当てはまるんじゃないでしょうか。

「距離を取る」ことは、必ずしも「終わり」じゃないです。
むしろ、より良い形で「再会するための準備」だったのかもしれません。

ブログも書いてはやめ、やめては書き、でなんだかんだと合計5年以上は書いています。
偶然なんてなく、すべては必然。

きっとこの距離をおいた期間にも意味があったんだな、と思っています。

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。

より良い人生にしていきましょう\(^o^)/

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