コロナ後遺症のお話【実体験】

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【随想録】

こんにちは、ミヤビです。

もう6月も終わりますね。

気がつけば2022年もあっという間に半分が終わってしまいます。

ボクの半年はコロナと共にあったと言っても過言ではないですね^^;

前回、自分のコロナ体験を記事にしました。
https://miyabiblia.com/requiem/

今回はその後、後遺症に発症してからの話を書いていきます。

コロナ後遺症と診断されて

前回も少し触れましたが、コロナの後遺症と診断されるまで、けっこう病院を複数巡りました。

大体の流れはこうです。

  • 国や県のコロナ相談センターへ電話して、最寄りの病院を紹介してもらう
  • 紹介された病院に電話して受診できるか確認
  • 門前払いも多く、上記の繰り返し

このたらい回しの経験を経て分かったことですが、コロナ後遺症と診断できる病院はまだ少ないようです。

病院側も何だか警戒しているんですかね?

コロナ後遺症なんて厄介者なんでしょうか?

詳しいところはボクには説明できませんが、明確にコロナ後遺症外来と謳っているところでないと後遺症の治療は難しいのが現実です。

とにかくこの国や県のコロナ相談センターというのは正直言って頼りになりませんでした。

忙しくて大変なのは理解しておりますが。

病院とぜんぜん連携取れていないんですよね。

紹介してくれる時も別に口利きがあるわけでもないですし、ご丁寧に『必ずしも後遺症の治療ができるかどうか分かりません』と付け加えられます。

だったら紹介しないでよ、って言う気持ちでした。

前にも書きましたがただでさえ疲弊している中で、あちこち電話して病院では塩対応まで受けたりして。

経験者だからこそ個人的な感想として言いますが、日本のコロナ対策ははっきり言ってダメだったと思います。

経済対策も含めてですね。

話は逸れましたが、最終的にボクはネットで調べて、自宅から2時間くらいの距離にある後遺症外来を受診しました。

メッチャ遠いんですが、当時は他に手段が見つからなかったんです。

これが2021の11月のことですね。

コロナ後遺症と診断され、特効薬もないので薬を飲む対処療法を中心に行うとなりました。

会社とも相談し、復帰時期未定で休職することになります。

後遺症の症状

人によって様々言われますが、ボクが体験した主な症状を記しておきます。

  • 不眠
  • 脳の霧(ブレイン・フォグ)
  • 倦怠感
  • 嘔吐
  • 味覚障害
  • 気分の落ち込み、無気力
  • 複数のタスクがこなせない
  • 集中力の低下

他にもいろいろありますが、今でも発現する症状としてはこんな感じです。

それぞれ簡単に掘り下げていきます。

不眠

コロナに限らずでしょうが露骨に不眠です。

関連して、変な夢をよく見るようになります。

バカバカしい、と言われる方もいらっしゃかもしれませんが、症状として実際にありますし、病院の先生も『変な夢を見るのは後遺症の特徴の一つ』として言っていました。

対処として軽度の睡眠薬を飲んでいましたが、睡眠薬が切れると寝れなくなるのでこれまた悩ましい限りです。

脳の霧(ブレイン・フォグ)

後遺症でよく言われるのが脳の霧(ブレイン・フォグ)です。

知らない人はまったく知らない症状だと思います。

分かりやすく言うとお酒を飲んだあとの二日酔いのような症状が突然やってきます。

予兆もなく、朝起きたり、日中とかにいきなりやってきます。

ボクの場合は本当に頭がモヤモヤ、視界も何だ霞むような感じでこれはけっこう辛いです。

特にパソコン作業をしたあと、営業で外回りをした日などは出やすいので、疲れと関係しているのかもしれません。

倦怠感

これもそのままなんですが、時に箸を持つものだるいくらいの倦怠感が襲ってきます。

人によって程度の差はあるようですが、この倦怠感はホント独特です。

BLEACH モノクロ版 28巻より

藍染様の霊圧を受けてるような気分です。

あとはシンプルに、朝起きれません。

寝坊とかそういうんじゃなく、起き上がれないんです。

この状態になっている日はもうずっと寝たきりです。

嘔吐

たまに嘔吐の症状も出ます。

食事もそんなにしていないときでも不意に吐き気が襲ってきて、胃液を吐いたりします。

これもシンプルに辛いですね。

水をよく飲むように言われるんですが、消化が悪いのか飲んだ水をそのまま吐いてるような時もありました。

味覚障害

ボクの場合、味がしないとかまではなかったんですが、何ていうか食事を美味しく感じないようになりました。

特に久しぶりに外食に行った時に顕著に感じました。

香りもよくわからないし、ただただ何か食材を噛んでいるだけのような感覚。

食べることが大好きだったのでけっこう悲しいものがあります。

最近は自炊を中心にしていますが、塩加減とかは分かるのでマシになっています。

気分の落ち込み、無気力

他のことと連動する部分なんでしょうが、一種のうつ状態になっているんだと思います。

余談ですが、ボクはもともと落ち込みやすいタイプの人間だと思います。

母親がそういう性質を持っていたので、なんか影響は大いに受けているように思います。

偉そうに言うと、テクニックで明るく前向きな人間を装っている部分があります。

もともとの性質がコロナ後遺症というきっかけで表面化している部分もあるのかな、とか勝手に思ったりもしてます。

どうしようもなく無気力で、何もやる気にならない日があるんですよね。

るろうに剣心より

複数のタスクがこなせない

これは個人的にショックなことの一つです。

賛否はともかく、以前は電話しながらパソコン作業するとかできていたんですが、一つのことにしか集中できないというか、複数のことを処理できなくなってきました。

会社でも管理職のポジションをさせていただいていて、チームを率いてたこともあるんですが、今はとてもじゃないけどできないと思ってます。

一つの案件が重たいとホントに大変です。

集中力の低下

他のことにも被りますが、とにかく集中力がないです。

本を読んでいても、You Tubeを見ていても、音声教材を聞いていてもなんだか頭に入ってきません。

見えないバリアが張られているかのようで、昔と比べると明らかにパフォーマンスが落ちています。

けっこう悲しいことで、自分の本来の能力ってこんなものなのかな、とか最近思います。

理解されづらい後遺症

つらつらと後遺症の症状について書いてきました。

ちなみに不思議なもので発熱や肺炎といった症状は最初の頃と比べるとありません。

最初に感染した時は40℃の高熱、肺炎を患ってました

病院の先生によると、最初にあった症状とは違う症状が出るのも後遺症の特徴とのこと。

周りにもコロナ感染者はいますが、後遺症に悩んでいる人はウチの会社全体でもボクともう一人くらいしかいないらしいです。

幸い誰かに後ろ指刺されることはありませんが、そうは言っても申し訳ないな、とか精神的に辛い部分があるのは否めません。

一方で、後遺症の辛さを今まさに経験しながら生活しているので、どうか理解してあげてほしいなという気持ちです。

後遺症の人もそうだし、どんな病気でもそうですが、迷ったらとにかくゆっくり休みましょう。

ボク自身もガムシャラに頑張っていた時期がありますが、その反動が来ているのかもしれませんし、休むことは悪いことではありません。

何をするにも健康が第一です。

休職期間と復帰後

休職期間は結局5ヶ月くらいになりました。

この期間の話はまたいろいろありますが、直接コロナと関係しないことはまた何かの機会にでも触れます。

実家で数ヶ月過ごすなんてことはここ数十年なかったので、両親や弟の考え方や生き方を垣間見れたのは良くも悪くも思うところがありました。

今思うとこの休職期間にブログとかやっていればよかったんでしょうが、正直そんな気力はありませんでした。

実家にいる時は庭仕事したりしてゆっくり過ごしてました。

人生初の観葉植物を育て始めたりもしてます。

復帰して仕事してますが、後遺症が再発しているので頻繁に休んだり、とにかく体調第一で仕事させてもらってます。

こうやってブログ書いたりもしてますね。

まだまだ向き合わないと行けない後遺症。

再発を機に新しい病院を受診し、その病院の先生も必ず完治しますからと言ってくれてるので、焦らずゆっくりと進みたいと思います。

今回はここまで。

読んでいただきありがとうございました\(^o^)/

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