おはようございます!ミヤビです(^^)
今日は「選択と集中」について書いていきます。
「選択と集中」という言葉を、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これは元々、経営戦略の文脈で語られることが多いフレーズですが、実は私たちの人生や日常においても非常に重要な考え方です。
ボクの会社でも「選択と集中」という言葉は時々、聞きます。
どうもボクの考える選択と集中とは解釈不一致があるなぁ、と思ったので書いてみます。
選択と集中とは?
ボクが考える「選択と集中」とは「やらないことを決める」ことです。
引き算で考える、とも言えますが多くの人は足し算で選択肢を増やすことに注力している気がするので考えてみます。
この概念が有名になったきっかけのひとつは、1990年代に当時の日本の電機メーカー・日立製作所が経営改革の中で掲げた戦略と言われています。
リソースを限られた強みのある事業に集中させることで、競争力の強化を図りました。
つまり、「あれもこれも」と手を出すのではなく、自分(または組織)にとって本当に重要なものを「選び」、その分野にリソースを「集中」させることが、結果として成功への近道になるという考え方です。
なぜ「選択と集中」が重要なのか?
現代は情報も選択肢も溢れている時代ですね。
日本に生まれて生きているボクたちは、人類史上一番恵まれている時代を生きていると言っても過言ではないでしょう。

SNSを見れば膨大な情報が流れ、世の中には無数の職業、趣味、価値観が存在しています。
インフルエンサーなんて言葉も昔はありませんでした。
そんな中で「全部をやろう」とすると、どれも中途半端に終わってしまい、最終的には「何も得られなかった」という状態になりかねません。
リソースは有限です。
時間も、体力も、集中力も、無限ではないですよね?
24時間はいつでも誰にとっても24時間ですし、個人差はあれど体力や集中力にも限界があります。
だからこそ「何に取り組むか」「何を切り捨てるか」という判断が非常に重要だと思います。
「選択と集中」は、以下のような悩みを抱える人にとって特に効果的な考え方です。
- やりたいことが多すぎて、どれも続かない
- 忙しいけれど、成果が出ない
- キャリアの方向性に迷っている
- 生活の中で常に疲弊している感覚がある
当てはまる事がある人は、選択と集中の考え方を取り入れてみるとどうでしょうか。
ビジネスにおける「選択と集中」
企業経営の世界では、「選択と集中」はもはや常識といえる戦略です。
例えば、アップル社を思い浮かべてみてください。
iPhone・iPad・Mac・Apple Watch……どれもシンプルで洗練されており、製品数も非常に限定されています。
無駄にラインナップを増やさず、特定の分野に特化することで、品質とブランド力を高めています。
ボクもApple製品は好きで、iPhoneとMacBookを使っています。
このブログもMacBookで書いていますね。

日本企業で言えばユニクロを展開するファーストリテイリング。
彼らも商品の種類を絞り込み、大量生産・低価格・高品質という強みを集中させることで世界展開を成功させました。
このように、「何をやらないか」を決め、「やること」に全力を注ぐ姿勢が、強いブランドや成果を生む鍵となっていると言えるでしょう。
キャリアと人生における「選択と集中」
ビジネスの世界に限らず、ボクたち個人のキャリアや生活でも「選択と集中」の考え方は非常に有効です。
例えばキャリア形成においては、器用貧乏になるよりも、ある分野に特化して「●●といえばあなた」と言われる状態を目指したほうが、結果として価値が上がりやすい傾向があります。
こういう戦略のほうが市場価値が高い人材になれるんじゃないでしょうか。
副業や転職が当たり前の時代、あれもこれもと資格を取ろうとするのではなく、「自分が本当にやりたいこと・得意なこと・伸びる可能性があること」を見極めて、それに集中することで、時間もお金も有効に使うことができると思います。
苦手を克服することも大事ですが、まずは強みを伸ばすことのほうが重要だと思います。
プライベートにおける「選択と集中」
日常生活でも、たとえば以下のような場面で応用できるんじゃないでしょうか。
- 人間関係の選択と集中
全員と仲良くする必要はありません。
本当に信頼できる人、心地よい人との関係にエネルギーを注ぐことが、自分を守る手段になります。 - 趣味や余暇の選択と集中
なんとなくSNSを眺めて時間を浪費するのではなく、「この時間は読書に使う」「この30分は散歩に集中する」など、目的意識をもって過ごすことで満足度が格段に高まります。 - お金の使い方における選択と集中
浪費を減らし、本当に欲しいものや自分にとって価値ある体験に集中投資する。
これだけで生活の充実度は劇的に変わってきます。
ボクは特に人間関係で、昔はすべての人に優しくしないといけない、と思っていました。
もちろん、あえて嫌われる必要はないし、冷たくする必要もないです。
現実問題として、全ての人と仲良くするのは難しいです。
ボクは、ボクを大事にしてくれる人を大事にしよう、と今は考えています。
そこに年月の長さはあまり関係ないかな、と思います。
「選択と集中」が難しい理由
では、なぜ多くの人が「選択と集中」を実践できないのでしょうか?
その一番の理由は、「失うことへの恐怖(FOMO:Fear Of Missing Out)」です。
「これをやめたら、何か損をするのではないか?」「他の人はもっとすごいことをしているのでは?」という不安が、選択を曖昧にし、集中を妨げてしまうのです。
しかし、すべてを手に入れることは不可能です。むしろ、「捨てる勇気」がある人ほど、深い成果を得る傾向にあります。
「選択と集中」を成功させるための3つのポイント
最後に、実際に「選択と集中」を生活に取り入れるためのポイント、アクションプランを3つご紹介します。
- 自分の価値観を明確にする
自分が何を大切にしているのか、何を目指しているのかを知ることで、選ぶべき対象が見えてきます。 - 定期的に見直す
人生のフェーズや状況は変化します。
過去の選択に固執せず、定期的に「今の自分にとって本当に必要か?」を問い直しましょう。 - やらないことリストを作る
TODOリストだけでなく「NOT TODOリスト」を作ってみましょう。自分の時間と意志力を守る最強の武器になります。
To Doリストは作りがちですが、やらないことリストは意外と作らなかったりしますよね。
ボクもやらないことはメモしています。
まとめ
「選択と集中」についてあれこれと書いてみました。
- 「選択と集中」は、限られたリソース(時間・体力・お金など)を“本当に価値あること”に絞る戦略。
- 本質は「やらないことを決める」こと。足し算ではなく“引き算”の思考。
- 情報や選択肢があふれる現代だからこそ、中途半端を避けるために必要な考え方。
- ビジネスでは、Appleやユニクロのように集中戦略で成功する企業が多い。
- キャリアでは、「●●といえばあなた」という強みを磨くことが差別化に。
- プライベートでも人間関係・時間・お金の使い方に応用可能。
- 難しい理由は「失うことへの恐怖(FOMO)」があるから。
- 実践のためには以下の3ステップが効果的:
- 自分の価値観を明確にする
- 定期的に見直す
- 「やらないことリスト」を作る
ビジネスの世界だけでなく、私たちの人生を豊かにするための普遍的な知恵です。
何かを選ぶということは、同時に他の何かを捨てることでもあります。
しかし、何かを捨てたからこそ、深く掘り下げることができ、そこでしか得られない成果や喜びがあります。
情報が溢れ、時間が常に足りない現代だからこそ、「選択と集中」の哲学を、自分自身の羅針盤として持ってみてはいかがでしょうか?
ボクはスマートな生き方を目指して、物理的な側面では物をあまり持たない生活を最近は心がけています。
今回はここまで。
読んで頂きありがとうございました。
より良い人生にしていきましょう\(^o^)/
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