《人と違うのが当たり前》仕事において、なぜすれ違いは起こるのか?【価値観と景色を擦り合わせる】

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おはようございます!ミヤビです(^^)

今日は「仕事において、なぜすれ違いが起こるのか?」というテーマでお話しします。
ボク自身、これまでのサラリーマン経験や副業、転職活動を通して、何度もすれ違いを経験してきました。

  • 「言ったor言ってない」
  • 「そういうつもりじゃなかった」
  • 「どうしてそんなふうに伝わるのか」

「自分が悪いのかな??」と、自問自答することも多いし、ときには疲弊したこともありました。
でも、立場や感情を一歩引いて整理してみると、すれ違いが起きる背景には、いくつか共通するパターンがあることに気づきました。

今回はその共通パターンを考えつつ、すれ違いを起こさないためのアクションを考えていきます。

1. コミュニケーションは「言葉」だけでは足りない

「ちゃんと伝えたはずなんだけどな…」

このセリフ、仕事で一度は言ったことがあるのではないでしょうか。
あるあるですが、「伝えた」と「伝わった」は別物です。

たとえば上司に「この件、急ぎでお願いします」と言われたとします。
でもその「急ぎ」が「今日中」なのか「今すぐ」なのか「今週中」なのかは、文脈や関係性によってズレます。

相手にとっての「急ぎ」と自分にとっての「急ぎ」が違えば、当然トラブルになります。
これは、言葉の定義や感覚の違いから起こるすれ違いです。

「わかってるだろう」「察してくれるだろう」は、仕事では禁物。
すれ違いを防ぐためには、「誰にでも同じように伝わるか?」という視点を持つことが大切です。

この場合ですと、「〇〇月〇〇日〇〇時まで」という具体的な時間まで提示したほうがいいですね。

仕事においてすれ違いはよくあること。

2. 価値観の違いがすれ違いを生む

仕事に対する価値観も、すれ違いの大きな原因になります。

  • 成果重視の人
  • プロセス重視の人
  • スピード命の人
  • 丁寧さ命の人

このように、仕事における「正解」は人によって違います。
同じ仕事をしていても、「なぜそんなやり方するの?」「それって意味ある?」といった衝突が起きるのは、価値観がズレているからです。

これは「どっちが正しいか」ではなく、「どっちも正しい」が共存している状態といえます。
優劣があるわけでもないです。

相手を理解しようとせず、自分の価値観だけでジャッジすると、無意識のうちに相手を否定してしまいます。

余談ですが、ボクはスピード重視型です。
確度70%で粗くても早めに投げる、を意識して実践しています。

メールやチャットの返信が遅い人に対して、正直少し苛ついてしまう自分がいるので、気をつけないといけないなぁ、とブログを書きながら思っています。

反省する点として、結果的にやり直しが増えることも多いので、自分の中の70%という見積もりが甘い部分もあるかもしれません。

3. 「立場」によって見えている景色が違う

部下から見える景色と、上司から見える景色は違います。
現場の担当者と経営層では、同じ事象でも捉え方が変わります。

ボクは販売員や営業という、いわゆる「最前線の現場」に長い間いました。

「現場の状況を最優先に進めたい」と思っていたボクに対し、会社や上司は「会社全体の利益を考えてこの判断にしてほしい」という指示が飛んでくることはしばしばありました。

当時は「現場を見てないくせに」と反発していましたが、今振り返れば、上司には上司の「責任」と「見えている全体像」があったのです。

つまり、すれ違いは「間違い」ではなく、「視点の違い」から生まれる。

自分とは別の立場にいる人が、どんな判断基準を持っているのかを想像する力が、すれ違いを防ぐ第一歩になります。

4. 「聞いていない」は本当に聞いていないのか?

「それ、聞いてないですよ!」というフレーズもよく聞きます。

でも、本当に「聞いていなかった」のか?
それとも、「聞いていたけど意識していなかった」だけなのか?

これは大変難しい問題です。

人は、自分に直接関係あること以外はスルーしがちです。
忙しい中での説明やメールも流し読みになってしまうことがあります。

正直に言って、ボクも流し読みしているメールはたくさんあります。
情報を正しく受け取る側の「聞く力」「読む力」も、すれ違いを防ぐ大事な要素です。

逆に、発信する側も「大事なことほど繰り返し伝える」「簡潔に要点だけを伝える」といった工夫が求められます。

大切なことほど繰り返し丁寧に伝える工夫が求められます。

5. 感情のもつれが本質を見えなくさせる

場合によりますが、すれ違いの原因は「内容」ではなく「感情」にあることもあります。

  • 忙しいときに急かされたことでムッとした
  • 誤解されたまま注意されて納得できなかった
  • 自分ばかり頑張っているような気がしてイライラしていた

こうした「わだかまり」や「小さな不満」が積み重なると、冷静に話し合うことができなくなり、さらにすれ違いが深まっていきます。

だからこそ、仕事においても「感情のケア」は重要です。
言葉を交わす以上に、「感情を受け止める姿勢」が信頼を築き、誤解をほどいていくカギになります。

6. すれ違いを減らすために、今すぐできること

ここまで読んで、「あるある」と思っていただけた方も多いのではないでしょうか。

では、すれ違いを減らすために何ができるのか?
ボクなりに実践していることを、いくつかご紹介します。

  • あいまいな言葉を使わない
    「なるはや」「しっかり」「ちゃんと」などは具体的にする
  • 確認するクセをつける
    「この認識で合ってますか?」「○○ということで大丈夫でしょうか?」
  • 相手の立場で考える
    自分がその人だったらどう感じるか、何を重視するかを想像してみる
  • メモや記録を残す
    やりとりを文書化しておくことで、後からの誤解を防ぐ
  • 感情を冷静に整理する
    怒りや不満が出てきたら、まず一呼吸置く習慣をつける

全部できているわけじゃありませんし、もっとやれることもあると思います。
メモ書きをするのと、最近ではAIに一度問いかけてみるということもよくやっています。

あいまいな言葉は意図的に使うこともあります。
期日などは明確に具体を伝えるようにしています。

まとめ

今日は「仕事において、なぜすれ違いが起こるのか?」というテーマで書いてきました。

  • 伝えた」ではなく「伝わったか」を意識しよう
  • あいまいな言葉は具体的な表現に置き換える(例:「なるはや」→「○日○時まで」)
  • 相手の価値観やタイプ(スピード重視/丁寧重視など)を理解する努力を
  • 上司・部下・他部署など、立場によって見えている景色は違うと心得る
  • 「聞いていない」は、本当に聞いていなかったのか振り返ってみる
  • 感情がすれ違いを深めることもあるので、自分の気持ちを一度整理してみる
  • 認識合わせや確認の言葉を日常的に取り入れる(例:「この認識で合っていますか?」)
  • メモや記録を活用して、「言った・言ってない問題」を回避する
  • 自分のコミュニケーションの癖や思い込みにも目を向ける
  • すべてを完璧にやろうとせず、少しずつ改善していけばOK

こんな感じですかね。
仕事におけるすれ違いの正体は、「わかっているつもり」にあります。

  • 相手も自分と同じように考えているはず
  • これくらい言わなくてもわかるだろう
  • 自分の方が正しいはず

こういった思い込みが、コミュニケーションを曇らせていきます。

「人は違って当たり前」と受け入れること。
「伝える」「聴く」に意識を向けること。
そして、「どうすれば誤解を減らせるか」を常に考えること。

そうした地道な積み重ねが、仕事の人間関係をスムーズにし、結果として成果にもつながっていくのだと思います。

すれ違いは避けられないものですが、減らす努力は誰にでもできる。

ボクも本当にまだまだですが、一緒に少しずつ実践していきましょう。

今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました。

より良い人生にしていきましょう\(^o^)/

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