《書評》ワールドトリガー【マンガから得る学びと気づき】

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20250413_サムネイル 【図書室】

おはようございます!ミヤビです(^^)

今日は書評と学びを書いていきます。
書評と言ってもマンガですが。

紹介するマンガは「ワールドトリガー」というマンガです。
最新刊を読んで、下手なビジネス書よりも学びが深く、気づきが多いな、と思ったので紹介も兼ねて、感想を書いていきます。

ワールドトリガーが面白い

ワールドトリガーというマンガを皆さんはご存知ですか?

ボクは連載が開始した当初から読んでいて、現在はコミックス28巻まで発行されています。

『ワールドトリガー』は葦原大介先生による日本の少年漫画で、異世界からの侵略者「近界民(ネイバー)」と防衛組織「ボーダー」の戦いを描くSFアクション作品です。

2013年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、作者の体調不良を経て2018年に『ジャンプスクエア』へ移籍し、現在も継続中です。
2023年時点でコミックスの累計発行部数は1500万部を突破しています。

テレビアニメ化もされていたので、アニメで知った方も多いんじゃないですかね。

Watch ワールドトリガー | Netflix
突然現れた異世界につながる門"ゲート"により、近界民"ネイバー"からの侵略の危機にさらされた三門市。界境防衛機関"ボーダー"に所属する三雲修は、街の人々を守る戦いに挑んでいく。

余談ですが、ボクはマンガ原作がある際はあまりアニメは見ないで原作を読むことが多いです。

作者の葦原大介先生が、生まれは東京ですが岡山で育ったという点に妙なシンパシーも感じてます。
(ボクは岡山県生まれです)

魅力的なキャラクターが本当にたくさん登場しますし、設定が細かく作り込まれている作品でとても面白い作品です。

ビジネスに活かせる『ワートリ』的視点

ワールドトリガーを読んで、ビジネスで活かせること、生き方として学ぶことが多いなぁ、と感じたので書いていきます。

① 「チーム戦」で成果を最大化する組織戦略

ワールドトリガーの戦いは基本的にチーム戦です。

3〜4人のチームを組んで、様々な戦略と戦術を組み立てていきます。

特にB級ランク戦では、いかに個の力をチームに活かし、役割分担・連携・戦術で戦うかが重要になります。

これはビジネスにおいても同様だと思います。

会社などの組織に所属していても、フリーランスや業務委託の働き方でも、大なり小なり人間は共同体の中で生きています。

それぞれが役割を果たし、同じ目標に向かって進むから結果が出せるんだと思います。

👉 教訓:「一人で完璧を目指すな、役割に徹してチームに貢献せよ」

② 「A級」を目指す明確な目標設定と評価制度

ボーダーではA級、B級、C級といった明確なランク分けが存在し、それぞれのランクに応じたミッションや権限があります。
※S級も存在しますが、ブラックトリガーを保有するという例外的扱いなので除きます。

これは、ビジネスでいう目標管理制度(MBO)や評価制度に通じます。
「どこを目指すか」「どんな能力が求められるか」が明確だからこそ、メンバーは成長の方向性を見失いません。

ボクの所属する会社でも評価制度と目標設定があります。

完璧な評価制度などないと思いますが、ボク自身は制度を活用して、会社の中での羅針盤のように活用しています。

目標があることで現在地の把握ができ、目標との差分が分かると考えています。

👉 教訓:「透明性のある評価と目標が、人を動かす原動力になる」

③ データと分析で勝つ、合理的な戦術思考

作中では戦闘前の「マップ選び」「相手チームの分析」「連携シミュレーション」など、綿密な戦術設計が行われます。

これは、現代ビジネスにおけるマーケティング戦略やPDCAそのもの。
感覚や勢いではなく、ロジカルな判断と情報戦が勝敗を左右します。

古今東西、勝敗を決めるのは戦略と情報戦ですね。

👉 教訓:「行き当たりばったりでは勝てない。事前準備と分析が全てを決める」

④ 「戦えない人材」も活かすボーダーの人材多様性

ボーダーには前線で戦う隊員だけでなく、オペレーター、技術者、戦術分析官、エンジニアなど、様々な職種があります。

現代企業もまた、営業や企画だけでなく、経理・法務・人事・ITといった多様な専門職が支えています。

職種に優劣があるわけでなく、それぞれが役割を持っています。

👉 教訓:「多様性こそ、組織の安定と成長のカギ」

⑤ 上司やリーダーの“戦わない勇気”

作中では、A級のリーダーたちが“あえて戦わない”場面が多く描かれます。
それは、部下の育成や判断力を信じるためだったり、全体の最適解を見極めるためです。

A級にせよB級にせよ、

これは、管理職や経営層に求められる**「任せる力」や「一歩引く決断力」**に通じます。

👉 教訓:「現場を信じ、あえて任せることもリーダーの仕事」

最新28巻は特に学びが多い

個人的な感想ですが、最新の28巻は特に学びが多い一冊です。

ワールドトリガー 28巻より

「実力とは結果だ」とヒュースが言うシーン。

厳しいですがその通りですね。

個人でも会社にいても、結果を出さなければ人生は前に進んでいかないです。

ワールドトリガー 28巻より

「一生面倒見続けるのではなく、独り立ちできるようにするのが師匠の役目」だと犬飼は言います。

組織のリーダーもそうですし、これは家庭においての親の役割もそうじゃないでしょうか。

ボクは子どもがいないので親の気持ちは当事者としてはわかりません。

ですが想像はできます。

自分がやるのは簡単でも、誰かにそれをやってもらうようにするのは難しいですね。

28巻は特に学びが深いのでオススメですよ。

まとめ 〜 マンガ「ワールドトリガー」から学ぶ、本質的なビジネス力 〜

単なるバトルマンガではない『ワールドトリガー』を、感想とともにオススメしてきました。

  • チーム戦においては「個」の力より「役割と連携」が成果を生む
  • 明確な目標と評価制度が人の成長を加速させる
  • 勘ではなく、分析と準備こそが勝敗を分ける鍵
  • 「戦えない人」も含めて、多様な人材が組織を支えている
  • リーダーの役目は“戦うこと”ではなく、“任せて育てること”
  • 「実力とは結果」。厳しいけど、現実を受け入れて前に進む力が大事
  • 「一生支える」より「自立を促す」。これは親にも上司にも通じるテーマ

このような感じで、とても学びが深くビジネスに活かせる点も多くあります。

お時間あれば読んでみるのはいかがでしょうか。

マンガを「エンタメ」で終わらせるのはもったいない。

ボクが子どもの頃は「マンガばっかり読んで!」と怒られることも多かったですが、マンガから学ぶことは多いです。

皆さんの学びになるマンガも教えて頂けると幸いです。

今回はここまで。
読んで頂きありがとうございました。

より良い人生にしていきましょう\(^o^)/

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